前田
はい。2012年7月に施行される予定の「住民基本台帳法(以下「住基法」)」と「出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」)」の改正にともない、住民基本台帳への登載対象が、日本人だけでなく、日本に在留資格を持つ外国人にも拡大されます。
現在、外国人登録システムにおいて、中国や韓国といった漢字圏の外国人の氏名を中国簡体字や韓国国字などを使用して保有している場合があります。
この場合、自治体は、外国人登録システムで使われている中国簡体字や韓国国字などを法務省が提示している正字対応表にある文字(=正字)に置き換えた上で登録を行う必要があります。
この作業を「正字化」と呼んでいます。この「正字化」は、登録された外国人に対して「仮住民票」を発行する2012年5月までに完了する必要があるのです。
▼中国簡体字や韓国国字から正字への変換イメージ
前田
正字化作業は大きく以下に分類できます。
▼外国人氏名の正字化作業イメージ
これらの作業は地味ながら手間がかかるものですから、居住する外国人の多い地域では、作業に膨大な時間がかかることが懸念されています。2012年5月までという期日もこの状況に拍車をかけています。
日立では、この外国人氏名の正字化を支援する「外国人氏名正字化サービス」を2011年12月から提供しており、すでにいくつかの自治体さまよりご注文をいただいております。もし、外国人氏名の正字化にかかわる作業で不安なことがおありであれば、日立までご相談いただければと思います。
よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!
(2012年1月25日)
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