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ICTを活用した街づくり

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近年の街づくりにおいては、単に地域を活性化させるだけでなく、少子高齢化、社会インフラの老朽化、地球温暖化といった社会問題にも対応することが求められています。このような問題の解決にICTを活用しようと、総務省より「ICTを活用した街づくりとグローバル展開に関する懇談会」が発足されました。

ICTを活用した街づくりとは

この懇談会の中では、ICTの現状と今後の進化の方向性、新たな街づくりの在り方、実現に向けた推進方策・グローバル展開方策が検討されています。具体的には、2015年頃までに国内で実現すべき、ICTを活用したさまざまな街づくりモデルが検討されています。

これらのモデルのうち、「街インフラ管理の最適化で持続する街づくり」として、次のような取り組みが盛んに進められています。

  • 省電力
    スマートメーターやHEMS(ホームエネルギー管理システム)/BEMS(ビルエネルギー管理システム)を使った効率的な電気の利用
  • 交通効率の向上
    ITS(高度道路交通システム)やインテリジェント交通管制などを使った渋滞の解消
  • 上記二つを包含するインテリジェントな都市
    センサーから収集した情報から自立的に対応する

このようなICTを用いたインフラ管理の最適化事例を、国内外の実証実験からご紹介いたします。

柏の葉キャンパスシティの街づくり

千葉県柏市では、新たな街づくりとして、公共(千葉県・柏市)、民間(企業・市民)、大学(東京大学・千葉大学)が連携し、最高水準の次世代環境都市の実現・普及をめざした「柏の葉キャンパスシティ」というプロジェクトが進められています。

このプロジェクトに日立も参加しており、駅周辺地域にエリア・エネルギー管理システム(AEMS)の構築を進めています。マンションや商業施設に設置された建物単位のエネルギー管理システムを統合し、地域レベルで電力を管理してCO2を削減する取り組みです。将来は、エネルギーの需要予測を基に、自律的に街全体でエネルギー消費の最適化が図れるシステムとする予定です。

欧州におけるICTを活用した街づくり

欧州では2011年から5年計画のFI-PPP(次世代インターネット官民連携)プログラムが始っています。欧州各地でユースケース実証を行い、次世代インターネットを活用した街づくりに取り組んでいます。

「交通量に応じたリアルタイムの変動課金システム」を導入したストックホルム(スウェーデン)では、市の出入り口18ヵ所に課金ポイントを設置し、時間帯による変動課金を行うだけでなく、ゲートで減速せずに車両を特定し、交通量に応じた課金額を計算して自動課金・支払い処理を実施しています。これにより、交通量の減少、CO2などの排出ガスの削減、公共交通機関の利用者の増加による自治体財政の改善といったメリットがあると考えられています。

以上、お届けしたように、ICTは未来の街づくりの課題を解決するツールとして注目されています。
東日本大震災以降は、復興に取り組む被災地でICTを導入した街づくりの原形を示し、世界各国へグローバル展開することによって新たな成長産業を創出しよう、という機運も高まっています。国や自治体が進める取り組みに、引き続き注目していきましょう。

(2012年5月23日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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