ページの本文へ

Hitachi

自治体ICT 応援サイト CyberGovernment Online

Q. 最近、さまざまな場面で「指静脈認証」が活用されているようですね。

前田
はい。「指静脈認証」は主にPCへのログインや金融機関のATM、サーバー室の入退管理などに活用されています。
また、個人情報を出力した紙の置き忘れ・紛失といった情報漏えいのリスクを回避するため、本人以外は紙を出力できないプリントシステムにも「指静脈認証」が活用されています。情報漏えい事故の原因を分析すると、発生媒体の大多数を「紙」が占めると言われていますので、今後さらに利用が増えそうですね。

個人認証には、カードによる認証、指紋認証、虹彩認証など、さまざまな手段と技術があります。この中で「指静脈認証」が選ばれている理由としては、指の静脈パターンで個人認証を行うことで偽造やなりすましが極めて困難になり、高いセキュリティ環境を実現できる点が挙げられます。

Q. 自治体で「指静脈認証」はどのように使われているのですか?

前田
具体的には、戸籍システムや住民情報システムのように、プライバシー性の極めて高い個人情報を扱う業務システムのログイン用に使われるケースが多いですね。「指静脈認証」を導入することで、職員の本人確認を徹底し、不正アクセス防止を図れます。また、「指静脈認証」ではログイン用にID/パスワードを暗記・入力する必要もありませんので、「パスワードを控えたメモをうっかり人目のつく場所に置き忘れてしまう」といったリスクも回避することができます。

また、「指静脈認証」とシングルサインオン機能を紐付けることで、一回の本人確認で、複数の業務へのログインを行っているケースもあります。これにより、職員の利便性が向上するだけでなく、システム管理者にとっても、複数のパスワード管理やICカード紛失時の再発行などが不要となるため、作業負担の軽減が期待できます。

また、現在長崎大学と日立が共同で行っている実証実験では、ケニア共和国などの途上国における健康調査のために指静脈認証技術が活用されています。
実験は、指静脈をキーにして住民情報を整備し、将来的にワクチン接種やマラリア予防などの履歴を管理しようというもので、認証装置を持った調査員によって、住民の指静脈の登録と、健康状態の調査が進められています。

日本においても、個人情報と指静脈を結びつけることで、新たな分野での活用が期待できます。例えば、災害時に誰がどこの避難所にいるかを指静脈で管理するというようなこともできるでしょう。

よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!

(2012年5月23日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

関連記事

[リンク]セキュリティ まとめページへ

テーマ別まとめ

注目キーワードに関連した記事をまとめました。

何をお探しですか?

製品・ソリューションや、電子行政用語集などを検索することができます。

配信を希望される方へ

自治体ICTに関する旬な記事を月2回メールマガジンでお届けします。登録は無料です。

ご登録はこちらから