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Q.政府は今年8月、政府情報化統括責任者(以下、政府CIO)を任命しました。
政府CIOには、どのような役割があるのですか。

前田
これまで、電子行政に関する戦略の企画や立案、推進は、内閣官房のIT戦略本部とその下に置かれたCIO連絡会議が担ってきました。
しかし、各府省・自治体間における横断的な取り組みを推進していく統率力や調整力が十分に備わっていたとは言えませんでした。このような状況から、政府は「政府CIO」を任命したのです。

さらに、「政府CIO制度の推進体制」もIT戦略本部・行政改革実行本部で決定されました。その内容は、「政府CIOは、IT政策を担当する国務大臣及び行政改革担当大臣を助け、電子行政推進に関する基本方針(平成23年8月3日高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部決定)のうち、政府CIO制度の役割として掲げられた事項に基づいた職務(制度・業務プロセス改革の推進及び当該改革の推進に資するIT投資、政府全体のIT投資の管理、電子行政に関する戦略等の企画・立案・推進等)に関する企画及び立案並びに総合調整を行うこととする」といったものです。

政府CIOの役割は、国全体の電子行政の合理化・効率化・高度化へ向けての主導だと言えます。

Q. 政府CIOには、どのような取り組みが期待されているのですか?

前田
政府CIOの主導が期待される業務範囲は多岐にわたりますが、特に期待されているのは、今後の「マイナンバー制度」にともなう施策への取り組みです。
「マイナンバー制度」の実現には、各府省・自治体間で横断的な施策やシステム改革が必要となることから、政府CIOが組織間の調整に強力なリーダーシップを発揮することが期待されています。具体的には、組織間の重複を排除した共通的なシステム整備による国民負担の最小化や、概算要求にあたっての調整などが求められます。

政府CIOの位置付けは「閣僚級」であり、内閣官房には事務局として「政府CIO室」も設置されます。なお、電子行政推進の司令塔として統率力、調整力を確保できるよう、政府CIOの権限を規定する法律が、平成25年の通常国会に提出される予定です。

政府情報システム刷新有識者会議公表した「政府情報システム刷新のための共通方針」においては、今後5年間を目途に政府が取り組むべき施策が「政府CIOのもとで」遂行することが前提に提言されています。

各府省・自治体間の連携が強化されることで、ITを活用した行政機能向上と、国全体で見た場合のトータルコストの低減を是非とも期待したいですね。

よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!

(2012年10月24日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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