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生体認証技術がスゴイ!

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人間の指紋、虹彩、声紋、顔などの身体的特徴や、筆跡などの行動的な特徴の情報を用いて個人を識別する生体(バイオメトリクス)認証技術。目的に応じて、さまざまな用途で利用されていますが、今号では利用シーンをいくつかご紹介します。

確実な本人確認に〜国民IDの認証にも

生体認証技術の一つに、指の静脈パターンを読み取り、本人を確認する指静脈認証があります。
指静脈認証は、指紋や声紋認証などに比べて偽造が極めて難しく、周囲の環境(温度、湿度、照明など)の影響を受けにくい特長があります。装置に指を置くだけの手軽さと、機器の小型化・低価格化が進んだことから、PCログイン、入退室管理、銀行のATMや窓口での本人確認など、幅広く導入されています。

生体認証は本人しか持たない情報を使用するため、なりすましが困難です。このことから、安全性が重視される場合や、確実な本人確認が必要な状況での導入も増えており、国家プロジェクトでも利用されています。

インドでは健康保険・年金・義務教育などの公平化、事務作業の効率化を目的に国民の複数の生体情報(指紋、虹彩、顔写真)をデータベースに登録する国民ID計画が進行中です。さまざまなシステムの認証に利用されることが想定されているため、いくつかの生体認証を組み合わせることで安全性を高めようとしています。

2012年7月には、総合地球環境学研究所と長崎大学の熱帯医学研究所が共同で、日立の指静脈認証技術を活用し、ラオス人民民主共和国で感染症撲滅に向けた健康追跡調査を行いました。国民IDカードなど本人確認の手段を持たない住民の追跡調査の実施には、生体認証が不可欠だったそうです。

数あるデータの中から個人を特定

生体認証は、個人特定にも利用されています。
数あるデータの中から個人を特定する場面で、既存のシステムと顔認証を併用してセキュリティや利便性を高める利用方法が注目されています。

たとえば、ICカードを用いた入退管理システムでは、ICカードによる個人認証と同時に、入退室のたびに撮影したユーザーの顔画像を用いて照合を行うことで、カードの紛失や不正貸与による「なりすまし」に対応します。

さらに、3600万件の顔データの中から目的の人物を1秒で検索できる技術も実用化されました。防犯カメラなどで撮影した映像から対象の人物を抽出し、前後の行動を動画で把握するサービスも提供されています。

その用途に応じてさまざまなシーンで利用されている生体認証技術。ITの進歩とともに、さらに使いやすいものになっていってほしいですね。

(2013年3月27日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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