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Q.ITダッシュボードとは何ですか?

前田
はい。「ITダッシュボード」とは、各省庁が保有する情報システム数や予算、さらに設定した目標に対する取り組みの進捗状況などをわかりやすく公開するWebサイトで、2014年7月に開設されました。

ここでは「世界最先端IT国家創造宣言」に掲げられた施策の進捗状況、情報システム数や関連予算などの統計が、表やグラフなどで公開されています。
また、データは利用者が二次利用できるようCSVやWeb APIなど機械判読の可能な形式で公開されています。さらに、利用者の意見・要望を収集するアンケートシステムも備えています。

ITダッシュボードを活用することで、政府のIT投資の適正化、予算の効果的な活用、利便性の高いシステムの実現が期待されています。

もともと、企業などでは、意志決定者が問題を特定することを支援する意思決定支援システム(Decision Support System、通称DSS)や、ビジネスなどの状態を可視化して確認できるようにするデジタルダッシュボードや企業ダッシュボードというものを利用していました。「ITダッシュボード」は、これらの概念を発端にしていると言われています。ちなみに、自動車のダッシュボードを見ると、ひとめで自動車の状態を把握できることから、システム名に「ダッシュボード」という単語が利用されたと言われています。

Q.ITダッシュボードを公開している海外の事例について教えてください。

前田
はい。アメリカではオープンガバメント施策の一つとして2009年6月から、ITダッシュボードが開設されました。このITダッシュボードは、三つの閲覧機能を備えています。

一つめは、「ポートフォリオ機能」です。これは各省庁のIT投資プログラムについて、CIO(最高情報責任者)の評価、コスト目標の達成度、プログラムの進捗状況の観点からスコアを作成し、赤・黄・緑の信号色で示しています。
赤・黄で示された要注意プログラムは、改善に向けた対策が求められます。

二つめは、「可視化機能」です。これは、各省庁ごとのIT支出をグラフ形式や構造分析(ツリーマップ)による表示ができ、IT支出の規模やその変動を視覚的に把握することができます。

三つめは、「データフィード機能」です。公開されているデータをCSV形式などでダウンロードすることができます。ITダッシュボードで公開されているさまざまな情報を元に、政府のITに関する取り組みをさらに詳しく分析する際などに活用できます。

政府のIT投資にかかわる情報をオンラインで公開することで、財政支出の透明性を高めるのはもちろん、費用対効果やIT戦略の方向性を確認することができます。退役軍人省などではITダッシュボードで得られた評価をもとにプロジェクトの見直しが行われるなどしています。また、ITダッシュボードのデータを活用した専門家によるIT投資案件に対するレビューを実施し、これまで40億ドルの削減効果があったとされています。

よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!

(2014年10月22日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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