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内閣官房より「地方公共団体オープンデータ推進ガイドライン(以下、ガイドライン)」が公開されました。このガイドラインでは、これまで言われてきたオープンデータ推進の意義に加え、自治体が取り組む際には「地域の課題を解決する」という視点が重要であるとした上で、取り組み体制やデータ公開手法やルール、データ作成方法、情報公開制度との関係などについての方針を示しています。

ガイドラインと同時に「オープンデータをはじめよう〜地方公共団体のための最初の手引書〜(以下、手引書)」も公開されました。手引書では、自治体で保有しているデータをオープンデータとして整備する作業を6ステップに分け、それぞれのステップで検討・作業すべき項目がまとめられています。
6ステップは以下のとおりです。
ステップ1: 担当チームを決めよう
ステップ2: 現状を把握しよう
ステップ3: 公開データの準備をしよう
ステップ4: データ公開の仕組みを作ろう
ステップ5: データを公開しよう
ステップ6: 改善サイクルを回そう

また、内閣官房が公開したガイドラインと手引書を補完するものとして、地方公共団体情報システム機構より「オープンデータ取組ガイド」も公開されています。こちらは、多くの自治体で悩まれている庁内調整方法や体制づくり、何を契機に取り組み始めるかなど、オープンデータに係る事務を円滑に進めることを目的としており、先進自治体の例が多く示されています。

データ棚卸しは地域課題解決と業務効率化への第一歩

手引書で6ステップに整理された作業の中で「ステップ2: 現状を把握しよう」は、省略もしくは後回しにされがちな作業であるかと思います。しかし、現状把握は「地域課題の解決」や「行政の効率化」を実現していく上で、重要なステップとなります。自治体内にどのようなデータがどの部署に存在しているのかを把握することで、データの新たな活用方法が見つかったり、課題解決のために整備するべきデータがわかったりするためです。

また、手引書ではデータの棚卸が将来的な業務効率化にもつながると示唆しています。複数部署で類似データを保有している場合などは、業務やコストの重複見直しにつなげることができますし、これから整備予定のデータを他部署で保有していないか見渡すことも容易になります。オープンデータは自治体が保有するデータを住民や民間企業などが利活用し、地域課題の解決や地方創生につなげていくことが一つの目的ではありますが、「自治体内部でデータを活用する」という視点をもつことで、現状把握の重要性を再認識できるのではないでしょうか。

どのデータを公開すればいいのか

自治体内で保有しているデータを把握したら、次はその中からどのデータを公開するのか選定する必要があります。手引書では、公開に向けた手順をわかりやすく解説しており、公開するデータの選定には、すでにWebに掲載されているもの、住民のニーズの高いものなどから優先的に取り組むことが効果的であるとしています。ニーズの高いものをただ公開すればいいということではありません。現状を整理し、公開ルールや基準を決めた上で、ニーズの高いものから計画的に公開することが重要です。
ちなみに、住民が知りたい分野は「医療・福祉等」「税金・年金・補助金等」「防災等」の順となっています。広域にわたる課題も多く、複数の地域や、都道府県が域内の市区町村と一体で取り組むことがこの先求められてくるでしょう。

オープンデータは利活用と継続が大事

手引書でも「ステップ6: 改善サイクルを回そう」とあるように、オープンデータはデータを公開したら終わりではなく、利活用を促す活動や、データを計画的に公開・更新し続けることが大切であり、それらを効率的に行ってこそ大きなメリットが生まれます。
日立グループでは、官公庁・自治体での実績をノウハウとし、オープンデータの全ステップをご支援する「オープンデータソリューション」をご用意しております。お困りのことがありましたら、日立グループ営業までお声がけください。

(2015年4月8日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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