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IoT時代到来

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前回お届けした「くらしを変える『ロボット革命』」では、ロボットとIoT(Internet of Things)の技術を組み合わせて、他国をリードしようとする世界各国の動きがあることをご紹介しました。IoTはニュースなどでも多く耳にするようになり、今後の日本の経済成長において重要なキーワードと捉えられています。そこで今回は、改めてIoTの基本から解説し、その技術が活用されている事例と、動向についてご紹介します。

そもそもIoTとは

IoTとは、PCやタブレットなどのICT端末だけではなく、モノ(自動車や家電など)がインターネットに接続することです。「モノのインターネット」とも呼ばれています。通信機能を有し、情報やデータのやり取りをすることができるため、モノ単体の価値以上の新たな価値・サービスをつくり出すことができ、IoTによってビジネス形態が変化していく可能性があります。

新たな価値・サービスをつくりだすということを身近なモノで説明すると、例えば歩数計は身に着けている人の歩数を正確にカウントする「モノ」ですが、最近の歩数計は、専用のアプリなどが用意されており、歩数をカロリー換算したり、仲間と歩数を共有したりすることで健康管理につなげるといったことができるようになっています。これは歩数計という「モノ」を売るビジネスから、健康管理などの新しい「サービス」を提供するビジネスへと変化してきていると言えます。また、個々の歩数計から得られるデータは、ビッグデータとして分析し、分析結果を新たなビジネスに活用したり、課題解決につなげたりすることができます。

IoTが急速に成長してきた背景には、IoTを支えるセンサーなどのデバイスの低廉化、小型化、低消費電力化や、Wi-Fiなどの通信技術の進歩などが挙げられます。現在、さまざまな種類のデバイスがインターネットに繋がっており、今後その種類と数はますます増えていくでしょう。国の資料によると、2020年には530億個のモノがインターネットに繋がると予測されています。

社会が抱えるさまざまな課題を解決

IoTによって、モノがインターネットに繋がると、遠隔でモノの状態を把握したり、操作・制御を行ったりすることが実現されます。そのためIoTは、ビジネスでの活用はもちろんのこと、災害対策や社会インフラの老朽化にともなう安全・安心の確保など、社会が抱えるさまざまな課題を解決に導く技術としても幅広い分野での活用が期待されています。

例えば、インフラ老朽化への対応例を挙げると、橋や道路などの構造物にセンサーを搭載して長期間にわたり計測することで、物体に生じるひずみなどの物理的な変化を検知し、適切な時期に点検・修理などの対応ができるようになっています。同じように車載機器や産業機器などにもセンサーを搭載して状態を計測することで、効率的に部品交換などを行っています。

海外でも社会インフラにIoTを活用するプロジェクトが活発化しています。
Wi-Fiやセンサーを通じ、市内のインフラに関する情報をクラウド上のIoTプラットフォームに集約して、分析や処理、最適制御などを行うといったことが始まっています。具体的には、駐車場の空き状況をパーキングメーターに付いているセンサーで収集し、住民や来訪者に情報提供したり、交通量を測るセンサーから得た情報に応じてそのエリアの街灯の明るさを適切に調整したりというものです。これらにより、渋滞解消、省エネ実現といった効果を得ています。

IoT推進コンソーシアム

このように市場が盛り上がっている中、IoTやビッグデータ、AIなどに対応し、業種や企業の枠を超えて利活用を促進するための組織「IoT推進コンソーシアム」が立ち上がりました。国の協力のもと、IoT関連の技術開発や先進モデル事業の創出などをスピーディに行っていくことが重要としており、企業間連携に向けた環境整備や、資金支援、課題となる規制改革・ルール形成、IoT推進のための分野別戦略策定などを行う、産学官の拠点「IoT推進ラボ」を設置し、国を挙げてIoT推進に対応していく方針です。

(2015年11月11日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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