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Q.国や自治体が管理するインフラは老朽化や管理の人手不足が課題です。どのような対策を国は検討していますか?

前田
はい。日本の道路橋は2033年には約67パーセントが建設後50年以上経過するなど、インフラの老朽化が進んでいます。安全性の確認のためにもインフラの点検がますます重要となる一方、インフラ管理を担当する自治体職員や技術者の不足が大きな課題となっています。また、危険な現場での安全で迅速なインフラ点検作業も課題となっています。

これらの課題の解決策としてロボットの活用が進められており、インフラの維持・管理の効率化や安全で迅速な対応が期待されています。そこで、国土交通省と経済産業省は、民間企業・研究機関などからインフラ用ロボットを公募し、2014年度と2015年度にかけて、現場での活用の可能性について、検証・評価を行いました。

Q.ロボットを活用してどのような検証を行いましたか?

前田
はい。五つの分野(橋梁、トンネル、水中(ダム・河川)など)で検証・評価が行われたのですが、ここでは橋梁の分野についてご紹介します。

橋梁の分野では、一連の点検作業の支援として、各種橋梁点検ロボット技術の現場検証を行いました。必要な情報を取得できる位置に「行く」ためのロボットの移動方法はさまざまであり、車両型の他、飛行型や吸着型などユニークなものもありました。また、ロボットにカメラや打音装置を搭載し、鮮明な画像を「取得」し、損傷を見分けるデータを採取してそのデータで損傷を「識別」したり、撮影した画像からコンクリートのひび割れを自動「検出」したりするなど、点検の各過程において、支援の可能性が確認されました。一方で、場所、時間、現場などロボットの活用条件に制限があったり、活用に掛かる時間や費用が把握しきれなかったりなど、実用上の課題も明らかになりました。そこで、今後は、実際の点検と同一の環境下で検証を行う「試行的導入」が行われます。

なお、これらのロボットの詳細情報や現場検証の状況は下記のサイトでも紹介されていますので、参考にしてください。

このようにロボットによって効率的かつ安全なインフラ維持・管理が期待できる一方、ロボット導入費用が高額であれば、自治体などのインフラ管理者は導入することができません。ロボット技術の開発は、活用する点検者や自治体の視点に立ち、費用対効果も考えて行う必要がありますね。

よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!

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(2016年4月27日)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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