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Q.若年層へのプログラミング教育が徐々に実施されているようですが、なぜですか?

前田
政府は社会のさまざまな課題解決を図るためにICTの利活用が重要としています。例えば「世界最先端IT国家創造宣言」では、第4次産業革命(※)において、世界との競争を勝ち抜くため、次のような施策が検討されています。

  • AI、IoT、ビッグデータ、セキュリティやその基盤となるデータサイエンスなどの人材育成・確保にむけた施策を、初等中等教育、高等教育から研究者レベルまでで体系的に実施する
  • 特に初等中等教育では、次世代に求められるプログラミングなどの情報活用能力の育成に重点を置く

※IoT・ビッグデータ・人工知能・ロボットなどの技術革新によって産業や社会構造の転換を図ろうとする変革の動き

こうした施策とともに、単にプログラミング言語を用いた記述方法(コーディング)を覚えることだけではなく「プログラミング的思考力」を培うプログラミング教育が推進されています。
これは、コンピューターに意図した処理を指示することを体験しながら、論理的・創造的に思考し、課題を発見・解決していく能力を身に着けるというものです。

現在、各省庁ではICT人材育成に関するさまざまな施策を実施しています。例えば、文部科学省は、2020年から小学校でプログラミングの授業を必須とするよう検討を進めており、中学、高校でも授業の拡充を検討しています。
総務省では「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業を実施しており、その一環で、効果的・効率的なプログラミング教育のモデルを実証するとしています。提案公募を行った結果、11件の実証プロジェクトが採択されました。小学校などへ企業や国立大学法人から講師を派遣し、ゲーム感覚で楽しみながら学べるものから、webデザイン、スマートフォンのアプリ制作といったものづくりに関連したプログラミング教育まで、幅広い授業が実施されます。
また、この実証プロジェクトで利用される教材や指導案などを全国に展開するため、文部科学省、総務省、経済産業省が連携していくとしています。

Q.各自治体では具体的にどのようなプログラミング教育が実施されていますか?

前田
石川県加賀市では、市内の小学校でプログラミングを基礎から発展まで学べる取り組みが実施されています。この取り組みではまず、教員に対する指導者研修会を設けており、プログラミング教育の重要性を学んだり、実際にプログラミング作業を体験したりできます。
また、授業ではコンピューターが使われている身の回りのものを挙げ、コンピューターが生活で重要な役割を担っていることを確認します。さらに、プログラミング体験として、実際に画面上のキャラクターをプログラミングで動かすなどの作業を実施します。
生徒からは、「楽しかった」「またやりたい」といった感想が出たようです。

このようにプログラミング教育が若年層へ推進されていますが、こういった一連の施策によって、ICTインフラやソフトウェア開発などICTを生み出す力を育てるだけでなく、ICTを活用してさまざまな分野の課題を解決する力、つまり応用力も育てることができると言われており、今後さらにプログラミング教育が充実することを願っています。

よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!

参考

(2016年11月22日 公開)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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