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Q.事業の概要を教えてください

前田
はい。「地域IoT実装推進ロードマップ」にあるとおり、地域の課題解決を図るための効率的・効果的な手段としてICT/IoTが期待されています。しかし、予算の制約や人材の不足、推進体制が確立していないといった理由から、取り組みが進んでいない自治体も数多いのが現状です。
そのような自治体に対して総務省が実施しているのが、「地域IoT実装のための計画策定・推進体制構築支援事業」です。本事業では総務省が自治体に対し、地域IoTの計画策定支援、財政支援、人的支援、普及促進活動を行っています。
総務省が支援団体の公募を実施し、採択された自治体はこの支援を受けることができます。

Q.本事業に採択された自治体は、どのような支援を受けましたか?

前田
はい。2018年度に採択された自治体は総務省および支援実施事業者による、計4回の会合と随時のテレビ会議などを通じて、徹底的な支援を受けました。特に、地域IoTの計画策定においては、まず次の7項目を基本構成とすることが示されました。

地域IoT実装計画の基本構成
  1. 地域IoT実装計画の策定
  2. ○○市町村の地域特性
  3. 地域IoT実装により目指す将来像
  4. 将来像の実現に向け解くべき問題・課題
  5. 将来像の実現に向け取り組む施策
  6. 地域IoT実装計画にて取り組む事業
  7. 成果の評価指標及びPDCAの体制

また、ロジカルシンキング手法の研修も実施されました。
これは、ICT/IoTによる解決策から考えるのではなく、地域の各課題分野における「将来像」と「現状」の間に存在する「問題」を明らかにし、その背景にある「課題」を考え抜き、課題への「解決策」を考えるという流れを総務省が重視しているためです。そのための思考法が、ロジカルシンキングなのです。その流れは次のとおりです。

[イメージ]地域IoT実装計画の策定(2)

  • 出典:地域IoT実装計画策定のポイント(総務省)

2018年度に行われた支援事業には、次の七つの自治体が選定されました。

自治体 分野
長野県信濃町 農業
石川県羽咋市農業・医療介護
京都府南山城村観光
大阪府四条畷市防災・子育て・庁内システム
島根県安来市防災
山口県美祢市教育・観光
熊本県宇城市防災・鳥獣被害対策

総務省による支援の成果として、たとえば、「秋芳洞」という鍾乳洞を観光資源に持つ山口県美祢市では、「安心して観光できる環境整備」を課題として定義し、鍾乳洞内へのWi-Fiの敷設、QRコードを活用した鍾乳洞内の多言語案内、商店街へのキャッシュレスの導入といった施策を立案しました。

支援事業に選定された各自治体からは、「将来像を描画するにあたって、ロジックツリーでの整理が役に立った」、「庁内で横断的な連携を確立できた」、「実効性の高い計画を立てることができ、計画を基に予算も確保できた」といった声が上がっています。

よくわかりました。ありがとうございます、前田さん!

参考

(2019年7月22日 公開)

  • * 記事の内容は配信時点での情報をもとに作成しているため、その後の動向により、記載内容に変更が乗じている可能性があります。

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